10.たなか たろう
牛タンっていつか足りなくなるんじゃないかと不安を抱える今日この頃
先日、カウンターに一人のお客さんが来てくれました
それはそれは目鼻立ちがはっきりしていて、ダンディな男性でした
何杯目かの日本酒を注いでいる途中で、話しかけさせていただくと、非常に気さくな方でした
お名前を伺うと、
「ケネス ウィリアムズ」と教えてくれました
父が日本人 母がイギリス人の方でした
なんでこんな質問をしたかは自分でもまだわかりませんが、「結構珍しいお名前なんですか？」と聞くと、「それが、めちゃくちゃ平凡です」と
「日本の名前で例えると、ウィリアムズは田中、
ケネスは太郎みたいなもんです」
田中太郎、、、
ケネスさん、僕は逆に珍しいと思います！
ダンディな方の自虐は素直に笑ってしまいました
9.統一世界王者
試着室で試着させてもらい、なんか違うなぁと感じ、自分の服を着直したときの、なんとも言えない落ち着きを覚える今日この頃
「パンはパンでも食べられないパンはなーんだ」
このなぞなぞは、誰しもが通り、誰しもがゴールできていない身近かつ、迷宮入りなぞなぞです
なぜ迷宮入りかと言うと、正解がいくつもあるからです
例えるなら、ボクシングの世界チャンピオンです
たくさんのチャンピオンが存在するため、
結局誰が一番強いのかわからない
もうUNICEFとかあっても気付かなそうですよね
さすがに気づきます
このなぞなぞも同じ状態なのです
フライパン、鉄板、短パン、、
どれも確かに食べれない
しかし、答えでフライパンなどと言われても、
ふーんという感じです
もう、頑張れば食べれるよなんていう歳でもなくなりました
ピーターパンと言えるほど心も透き通ってません
そんな僕がこのなぞなぞの統一チャンピオンを見つけました。
パンダです
この、えっ？食べれるでしょパンダは。という反応がたまりません
この令和時代、僕はパンダは絶対に食べられないと考えてます
まずシンプルに、なかなか接触の機会がないです
そして、食べようとしたものなら、飼育員に止められ、日中関係に傷が入り、身元がバレたらすぐに追いかけられ、顔がパンダになるでしょう
飼育員なら止められずに、食べられるのではないかと意見もあると思います
確かにあれだけ毎日間近にいればチャンスはあるでしょう
しかし、笹ばかり食べて、そこまで美味しそうでもないパンダを、リストラ覚悟で食べるか、息子の笑顔を守るために黙って笹の葉をあげるか
答えは一択です
これらの理由から
このなぞなぞの統一チャンピオンは、
これをもって「パンダ」に決まりました
もし、違う「食べられないパン」チャンピオンを知っている方、いたら教えてください
いつでも防衛戦待ってます
なぞなぞ界のマニーパッキャオより。
8.目指せ上級者
仕上がり時、美容師さんにどうですかね？と聞かれたら必ず「大丈夫です！」と答える今日この頃
「逆に」って良い考え方だなと思うことがあります
例えばあんまり面白くないなと感じた時、
いや、逆に面白いなと考えると
意外に面白く捉えられるときありますよね
つまらなすぎて、逆に面白い的な
面白いものを、面白い
面白くないものを、逆に面白い
と、感じられたら良いか悪いかは別として
すごいし、幸せそうですよね
たぶん何十年もこんな考えをしてる上級者が
いるとしたら、もう事象や環境、人ものすべてを
「面白い球体」と考えて、順も逆もなく
面すべてが面白いと捉えているんでしょうね
「物事や感情に表も裏も、つまらないもねぇ！全部おもろいんや！」なんて言っている上級者関西人もいるでしょうね
「逆につまらない」という
すべてをつまらなくしてしまう
とんでもない上級者もいたりして、、
7.驚安
ラップバトルって後攻が勝敗的には有利じゃないかなと考える今日この頃
ものすごく美味しい料理を出していただけるが、営業時間の短いお店
ものすごい遅い時間帯まで営業してるが、あまり美味しくないお店
どちらが良いかはその時の状況にもよるので、一概には決められないと思う
「あの店美味しかったから行こ」
「もう時間ギリギリじゃない？遅くまでやってるの、あの店くらいだからあっちの店行こ」
「でもあっちの店料理あんまり美味しくないよね？」
「じゃあどこもないよ」
こんな、誰も悪くない会話をしたこともある
とても、くやしくなる
しかし、これはすべて助走で、本当は何が言いたいかというと、「驚安の殿堂ドン・キホーテ」は最強だと伝えたかった
さらに驚安なんて今後一生書くことはない単語だし、覚える必要はマイナス100だ
この全力疾走をしたかった
飲食店で言うと、
価格安い、味まあまあ美味しい、毎日朝5時までやってまっせ
みたいなところだろう
喉から手が出るほど欲しいお店の条件をすべてクリアしている
例えを飲食店にしてしまったから非常に分かりづらいがなんとなく、おれも「ドン・キホーテ」結構好きよと共感得れたら、全力疾走が実りました
6.ナイス爪先！ってなりません！
髪切った？の質問に対して、
「切ったよ！」シンプルに返しては負けなんじゃないかと考える今日この頃
朝のなんとも言えないピリピリした時間帯の電車に、これぞ駆け込み乗車というダッシュで男性が電車の扉に走ってきた
本来、体は入れないスペースだったが足の爪先を無理やりねじ込み、ドアが閉まらず再び開き、その男性はなんとか入れた
男性は小声で
「あぶねー」と言った
あの時の周りの視線の冷たさは正論だった
あぶねーやセーフって、アウトな時に自分も言ってしまっていないか不安になりました
おそらく言ってしまっていると思いますが、覚えていないのでセーフ
アウト！
5.行列ラーメン屋
先日、人気のラーメン屋さんに行ってきた
並んでいる列の前には中年男性4人組が並んでいた
店員さんが男性らに「2人・2人に分かれても良いならお先に2人ご案内できますよ！どうですか！」と言った
男性ら4人組は少し目を合わせると「じゃあ大丈夫です」と断った
「実に面白い」
ガリレオ先生なら間違いなく
この台詞を解き放っただろう
おっさん4人で並んでラーメンを食べたい意味が僕にはわからないし、わかったらなにかを失いそうだ
ただシンプルに僕は、あのおっさん4人組の仲の良さをみくびってしまっているのかもしれない、、
もしかしたら、a子とb子2人きりはちょっと厳しいけど、c子が間に入ってくれれば成立する！
そんな乙女なのかもしれない、、
4.思想強め
「職人が認めた包丁」
全部そうであって欲しいと思う今日この頃
カウンターでお客さん同士が話している内容が聞こえた
好きな日本酒が同じだったことから会話が始まっていたがすぐ仕事の話になっていた
おそらく2人の年齢は、27歳くらいと30歳くらいだと思う
会話の中で27歳の方の方が全然カッコ良い考え方をしていて、物事を捉える視線の高さが圧倒的に違ったことだった
非常に怖かった
僕なりの例えだが、学生は集団走みたいなもので抜かしてはいけないし、列を乱してもいけない
しかし、社会人になると「はい！自分のペースでどんどん走っていいよ！抜かしても休んでもいいから！」と言われ、差がどんどんついてしまうんだと怖くなった
学生の時でもガンガン抜いて走っているやつらがゴロゴロいると思ったら余計怖かった
2人のお客さんから、ある程度の年齢を超えると経験や考え方でここまで話の内容に差がついてしまうのかと学んだ
まったく、こえぇでござんすね
でさーねー
ハンマーカンマー
